急性中耳炎の豆知識

急性中耳炎は鼻の奥に付着した細菌が耳管という耳と鼻咽腔(びいんくう)をつなぐ管を介して
中耳腔に感染することにより発症します。
乳幼児から幼小児では中耳腔と鼻咽腔をつなぐ耳管が成人に比較して短く、太くより水平に
位置しているため鼻咽腔で増殖した細菌が簡単に耳管を介して中耳腔に感染します。
近年、急性中耳炎の原因となる細菌の中に抗生剤が効きにくい薬剤耐性菌が急増しており急性中耳炎を繰り返すことや抗生剤治療を行っても治りにくい原因の一つになっています。
急性中耳炎には生後1歳までに15~50%生後2歳までに22~74%さらに生後3歳までに50~70%の小児が
少なくとも1回はかかるといわれています。
特に生後6ヶ月から18ヶ月の間が最も発症する率が高いといわれています。
急性中耳炎はワクチンで予防できるものもあります。
何かわからないことがございましたら耳鼻咽喉科へご相談下さい。